依存症コラム 依存症について知ろう「回復の広場」

アルコール

アルコール依存症治療に入院という選択肢

掲載日:2021年11月05日
投稿者:相模湖病院

はじめまして。神奈川県の北部相模原市にある相模湖病院は、山梨県と東京都の県境の山間部にあります。当院は、アルコール依存症の患者様をはじめ、心の健康に問題を持つかたを中心に入院診療、外診療を行っています。自然豊かな環境の中、静かな環境で療養の場を提供しています。特にアルコール依存症の悩みをお持ちの方には、自助グループ※1の協力を得ながら、治療プログラムを通して地域生活をより良く送っていただくための援助をしています。

アルコール依存症は、行動の障害と言われています。アルコールに依存してしまうことは、心が弱いからではありません。アルコールという物質と身体が嚙み合ってしまうことにあります。

また、上手くアルコールと距離をとることが出来ていても、気持ちが落ち込んでしまうような出来事などは、アルコールへの依存を加速させてしまいます。そして、アルコール依存症は自覚がしずらい問題でもあります。そのため、知らず知らずに病状を悪化させてしまっていたり、周りの人の迷惑をかけてしまうことがあります。

世の中は、新型コロナウィルス感染症が収束を見ず、あらゆる我慢を強いられたり、私たちの生活スタイルを変化させてきました。中には、お仕事や生活の場を変えざるを得ない方もおられるのではないでしょうか?

当院は、アルコール依存症の入院治療を専門としている病院です。アルコール依存症は、1人で立ち向かうには、手ごわい病気です。一度、生活のしずらさを立て直すために、入院という選択肢もあります。1人で抱え込まず、まずは相談してみることが回復への第1歩です。入院してみたいと思った方は、是非ご相談してください。

※1自助グループとは、同じ障害を抱える方同士が支え合う団体です。通所や、入所生活などの形があります。

尚、令和3年8月末現在、新型コロナウィルス感染症対策のため治療プログラムを縮小して運営しています。

相模湖病院

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