依存症コラム 依存症について知ろう「回復の広場」

依存症全般

回復施設とは?

掲載日:2023年07月05日
投稿者:第1アルクデイケアセンター松影

アルクは、デイケア施設5ケ所、グループホーム1ケ所を運営し、アルコール、ギャンブル、薬物の依存症に問題のある男性が通所しています。プログラムは、AAの12のステップを使い、病気であることを知り、新しい生き方の手助け「治療」を支援する施設です。集団療法を取り入れ、ミーティングを通し仲間の姿を見、仲間の話を聞き、そして自分が話す事により、病気だと気付くことを大切にしています。施設の職員は自分を含め依存症者本人が殆どです。みんな飲んでどうにもならなくなった体験をしています。依存症者は依存の移行性が強く、アルコールから、ギャンブルや買い物依存へ、ギャンブル依存はゲーム依存へ、薬物はアルコール依存に移行する可能性があり、職員は利用者の生活の変化を日々注意しています。アルクへの入口は松影です。概ね六ケ月を目安にアルクの次の施設への移動を考えます。利用者は金銭管理や人間関係を作るのが苦手です。そのため第二アルク生活訓練センターに移動して基本的な生活習慣が身につくよう支援します。また就労したい利用者は、第二アルク地域活動支援センターに移動し就労活動にも入ります。ここでは半日位の仕事を提案しています。また、年齢的体力的に所内での作業を望む方には就労継続支援B型作業所「アルク翁」への移動を提案しています。

最近高齢者が多く一人でいると、不安だ、危険だと言う利用者には期限を設けず安定した生活が継続できるよう支援しています。また就労してアパートに移った利用者にはそこでの生活を見守り本人と話し合ってアルクの修了を決めています。依存症者は環境の変化に弱く、酒・ギャンブル・薬物に囚われていますが、アルクはそれらから解放されるまでプログラムを続けます。依存から解放されると、人生が変わり、不安、落ち着きを取り戻します。今自分にも色々問題が起きますが、飲まないから色々な問題も解決出来ます。飲んだら何も出来ません。どんなひどい依存症者も必ず回復します。プログラムを徹底的にやれば、普通の生活を取り戻す事が出来ます。一緒に回復していきましょう。

第1アルクデイケアセンター松影

第1アルクデイケアセンター松影

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